牛の放牧

村の中を車で疾走していると、最近よく牛の放牧を目にします。震災前は飯舘村では牛の放牧は当たり前の風景だったそうです。放射線被害を受けたのは放牧地も同じ。牛を放牧できるようになるまでには、牧草地の除染はもちろん、牛の食べた草の量や牛の血中放射性セシウム濃度まで検査と実証実験の繰り返し。そんな長い道のりを経て今、目にする牛の放牧。いつかまた村の当たり前の風景になってほしいと願うばかりです。